訳者一覧:
 設定ファイル (cf)
 はじめに
 典型的な .mc
 M4 入門
 /etc/mail/
OSTYPE 定義
 LOCAL_MAILER
 USENET
 SMTP
 UUCP
 FAX
 POP
 Procmail
 mail11
 phquery
 cyrus
 qpage
DOMAIN 定義
MAILER 定義
FEATURE 定義
 HACK 機能
 サイトの設定(旧式)
 UUCP メイラ
 書換規則の微調整
LOCAL_RULES
  LOCAL_CONFIG
 マスカレードと中継
 LDAP
 LDAP 再配送
 ANTI-SPAM (未完)
  中継
  送信元の確認
  データべース(アクセス表)
  MAPS プロジェクト
  アクセス表の左項で微調整
  Delay all checks
 STARTTLS
  中継
  Received: ヘッダ
 SMTP 認証
 メイラ・ルールセット追加
 メールフィルタの追加
 待行列の追加
 SMTP 以外の設定
 私は誰ですか?
 複数のホスト名
 MAILERTABLE
 USERDB で氏名との対応付
 その他雑多な特殊機能 (+)
 セキュリティ
 詳細な設定 (confXXXX)
 メッセージ送信
 Map Formats
 src ディレクトリ構成
 Administrative Details
  RULESETS
  MAILERS
  MACROS
  CLASSES
  M4 DIVERSIONS
 日本語訳変更点

この画面は http://home.jp.FreeBSD.org/~koga/cf/ から勝手に持って来て自分用に見易くしたものです。 原本の更新よりも古い可能性があります。
http://www.sendmail.org/m4/ostype.html Last Update: "2004/08/07 08:46:01 makoto"

OSTYPE 定義

OS 環境は必ず設定する必要があります。 もし設定していない場合、 sendmail.cf の作成に 失敗してしまいます。 現在何種類かの OS 環境が選択可能です。それは "ostype" ディレクトリ 内にあるファイル一覧をご参照ください。 これらの(既に用意されている) OSTYPE 定義の中では、 たとえば alias ファイルと queue ディレクトリのパスを変更します。 これらのファイルの中には、名前は違っても中身は全く同じものもあります。

OSTYPE は、MAILER 定義よりも前に指定する必要があります。 通常は、 sendmail.cf についての様々な版の情報の直後に OSTYPE 定義を指定し、MAILER の定義は最後に行ないます。

OSTYPE 定義そのものを新しく用意するのは、 大抵の場合 簡単です。 具体的には、以下にあげる変数を定義します (すべての値を既定のままにするなら、 OSTYPE を定義するファイルは空にしておきます)。 残念なことは、sendmail のソースの作成者の多くは ostype ディレクトリの内容には注意を払っていないため、 sendmail のソースで対応しているシステム全てが これらの設定ファイルに用意されてはいないことです。

(訳注: かぎ括弧中の値が既定値を表します。)

ALIAS_FILE [/etc/mail/aliases]
テキスト形式の alias ファイルを指定します。

カンマで区切ることで、複数の ファイルを指定することができます (ただし複数指 定する場合には、カンマを含めて値を引用符でくく ります。

たとえば、define(`ALIAS_FILE', `a,b') は "a" と "b" の両方を alias ファイルとして見なし ます。クォートをしないと、define() は最初の "a" だけが指定されたものとみなします)。(訳注: define(`ALIAS_FILE', a,b) と記述してしまうと define(`ALIAS_FILE', a) と記述したのと同じ扱い になってしまいます)

HELP_FILE [/etc/mail/helpfile]
SMTP の HELP 操作の表示 内容を指定します。
QUEUE_DIR [/var/spool/mqueue]
待行列を格納するディレクトリを指定します。複数の待行列を使用する場合には、 アスタリスク ("*") で終わる値を指定します。

たとえば、 /var/spool/mqueue/qd* を指定した場合は /var/spool/mqueue ディレクトリの 'qd' で始 まるすべてのディレクトリ、あるいはディレクトリ へのシンボリックリンクを待行列用のディレクトリ として使用します。

'qf', 'df', 'xf' という名前 のディレクトリは、doc/op/op.me で説明されてい るとおり、それぞれ対応する形式の待行列 を格納するための特別なサブディレクトリとして予 約されています。

STATUS_FILE [/etc/mail/statistics]
統計情報を記録するファ イルを指定します。

LOCAL_MAILER

LOCAL_MAILER_PATH [/bin/mail]
ローカルへメールを配送するために使用するプログラムを指定します。
LOCAL_MAILER_FLAGS [Prmn9]
ローカルメイラに対するフラグを指定します。フラグ lsDFMAw5:/|@q は常に含まれます。
LOCAL_MAILER_ARGS [mail -d $u]
ローカルメイラに渡される引数を指定します。
LOCAL_MAILER_MAX [undefined]
ローカルメイラが処理できることを期 待するメッセージの最大サイズを指定します。
LOCAL_MAILER_CHARSET [undefined]
ローカルメイラに渡されるメッセージ が 8 ビットデータを含んでいた場合、それを MIME 形式に変換する際に付けられるラベルで指示される 文字セットを指定します。
LOCAL_MAILER_EOL [undefined]
ローカルメイラで行末を示すために使 用する文字列を指定します。
LOCAL_MAILER_DSN_DIAGNOSTIC_CODE [X-Unix]
ローカルメイラに対する DSN 診断コードの値を指定します。 この設定を変更する場合は、十分気を付ける必要があります。 (DSN: Delivery Status Notification)
LOCAL_SHELL_PATH [/bin/sh]
パイプ処理されるメールの配送に使用するシェルを指定します。
LOCAL_SHELL_FLAGS [eu9]
シェルメイラに対するフラグを指定します。 フラグ lsDFM は常に含まれます。
LOCAL_SHELL_ARGS [sh -c $u]
"prog" メールについて渡されるシェルの引数を指定します。
LOCAL_SHELL_DIR
シェルをどのディレクトリの中で実行するかを指定 します。(訳注: 複数のディレクトリを指定すると、 存在するディレクトリが見つかるまで順に調べます。)

USENET

USENET_MAILER_PATH [/usr/lib/news/inews]
ネットニュースに記事を投稿するためのプログラムを指定します。
USENET_MAILER_FLAGS [rsDFMmn]
usenet メイラに対するフラグを指定します。
USENET_MAILER_ARGS [-m -h -n]
usenet メイラに渡されるコマンドライ ン引数を指定します。
USENET_MAILER_MAX [100000]
usenet メイラが処理可能なメッセージの 最大サイズを指定します。

この画面は jeedosaquin を使って表示しています。

Copyright cf Project

これらの画面は http://home.jp.FreeBSD.org/~koga/cf/ から勝手に持って来て自分用に見易くした(つもりの)ものです。 原訳の更新よりも古い可能性があります。
英語版: http://home.jp.freebsd.org/~koga/cf/README.orig
Last Update: Sat, 07 Jun 2014 13:16:17 GMT 1.66 2008/03/08